浦志万太郎’s 読書 blog

読んだ本の備忘録

沢木耕太郎『キャパの十字架』

スペイン戦争の「崩れ落ちる兵士」で一躍著名となった戦場カメラマンのロバート・キャパに関する衝撃のルポタージュだった。

著者による執念の調査により、世界中の誰もが到達し得なかった「真実」にたどり着く。

この本を読んで興奮しない人はいないのではないかと思ってしまったりするので、

つい、周りに薦めると、みんな絶賛してくれる。

自分が書いたわけではないのに嬉しい…。(ちなみに私に気を遣うような人たちではないです、たぶん)

 

真実に辿り着くのは、大学で偉そうにしてる学者だけじゃないということを改めておもう。第17回司馬遼太郎賞受賞作。

続編『キャパへの追走』もあるが、断然、こちらが良かった。