誰だかが本シリーズを薦めていたので、買ってみた。誰だっけ?
本書はその第1巻。
ノンストップ時代アクションシリーズ・エピソード1と謳うだけあって、一気読み。
戦乱において、依頼主の頼みに応じて、人を逃がす「落とし」の専門集団「七つ家」。
謎めいた山の民の活躍と死闘を描く。
誰だかが本シリーズを薦めていたので、買ってみた。誰だっけ?
本書はその第1巻。
ノンストップ時代アクションシリーズ・エピソード1と謳うだけあって、一気読み。
戦乱において、依頼主の頼みに応じて、人を逃がす「落とし」の専門集団「七つ家」。
謎めいた山の民の活躍と死闘を描く。
評判がいいというので購入。
特に事件は起こらず淡々と文学研究者の人生を丁寧に描いているというような評判に興味をそそられ。
しかし、読んでみると、私には事件の連続のようにハラハラ読めた。というか、なんか、なぜだか、共感してしまう部分が多すぎる…。主人公のように文学研究者でも大学の教員でもないのに、なぜ、自分の人生と重なってしまうのだろう。
ストーナーは幸せだったのだろうか。妻は?娘は?
人の幸せは他人にはわからない。
でも、なんだか気分がゆっくりと優しくなっていく、この人生を緩やかに受け入れていける、そして、静かな幸せがそっと訪れるような読後感。
傍らに大切において置きたい本に出会えた。
学生時代と違って本を読む時間を作るのは大変。
こちら、漫画化もされた名作。
富裕層に独占されていた昭和初期の登山界に、それとは真逆の加藤文太郎の青春長編。
実在の人だ。
本屋でたまたまページをめくり、「高取山(神戸市)」という懐かしい名前がいきなり出てきて、即購入。
集団で登る登山ではなく、あくまで単独行。仕事の傍ら、登山の訓練。そして愛すべき人との出会い。数々の記録を1人で打ち立てていく。
自分には到底真似できないが、仕事の傍ら、やりたいことがある私に勇気を与えてくれた。一人でやり抜くことを選んだ生き方にも共感!
言わずと知れた名作。私はこの本をアジア海外赴任の時に持って行って、貪るように読んだ。
日本語に飢えてたというのもあるが、
周りに日本人のいない中での仕事だったので、勇気づけられもした。
思えば、活字中毒になったキッカケが本書だった。
旅の後、何年もたってから書いた文章もあって、それが事実だったか、自分の中で膨らんできたことだったか分からない部分もあったとか。ノンフィクションとフィクションの境界の曖昧さを考えさせられもした。
私はどちらかというとノンフィクション派だったが、本書の読後、小説におけるノンフィクション性の側面を読み取ることも面白くなり、いまは分け隔てなく読んでいる。
コロナ禍、ユーラシア大陸を自由に駆け巡る著者の旅に
本の中で同行してみるのもいいかもしれない。